Sunday, January 14, 2018

第64回日本伝統工芸展

お久しぶりです。

今日は、招待券を頂いたので日本伝統工芸展に行ってきました。

僕が香川県漆芸研究所に在所していたときに、研究員だった神垣さんが日本工芸会新人賞を受賞されていました。今年の神垣さんの作品はこれまでの彼女の作風とは違っていて、いろいろ工夫されているんだなと感じました。

研究所時代の友人とも話したのですが、個人的にすごいなと感じたのは磯井正美先生の作品です。工芸展のポスターにも写真が出ていたので、デザインはわかっていました。ですが、思った以上に大きかったのです。かなりご高齢であるにもかかわらず、あんな大きな作品を作っていらっしゃるとは驚きです。肝心の絵柄に関してもまさかこういう方向でくるなんて、とびっくりしました。作品に県章とは。正直最初ポスターで見たときは、作品というよりは土産物っぽいなと感じたのですが、実物はかなりインパクトがありました。ぜひ、実物をご覧いただきたいです。

最近は個人的に、乾漆による造形で魅せる作品が好きなので、増村先生の作品や林さんの朱塗瓶等がよかったです。
香川の作家さんだと中村芳弘さんの作品が深みのあるブルーでとても気に入りました。
上野真樹子さんの沈黒箱「せせらぎ」もシンプルで好きな作品です。

漆工芸だけでなく、他の分野の作品もとても興味深く鑑賞することができました。
入選作品の一覧は下記日本工芸会のHPにて見ることができます。
http://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/honten/64

残念ながら、香川県での展覧会ではすべての作品を見ることはできませんが、日本の伝統工芸品を鑑賞できる機会はそう多くはないので、ぜひ足を運んでみてください。

また、今日はファッションジャーナリストであり、伝統工芸プロジェクト「WAO」「HIRUME」プロデューサーでもある生駒芳子さんの講演会にも参加してきましたので、後日レポートします。

Sunday, April 24, 2016

Sunday, March 29, 2015

Seiun




Moriki which is kind of the container.

The title is “Seiun” which meaning is a nubula.

I made this Moriki in the motif of The Rosette Nebula.

Saturday, March 14, 2015

修了制作


明日は最終日なので、修了制作を考えるにあたって、まず誰かに贈りたいと思えるようなものにしたいと考え、作品のテーマを「贈りもの」に、そこから、作品をオルゴールに決め、心というイメージから丸みを、花言葉からバラにしました。
と、会場のキャプションには書いてますが、別の意味も。
大した意味ではないのでここでネタバレを。植物を使う場合一応花言葉も気を付けるんですが、贈り物ということで「愛情」の意味があるバラを使っているわけですが、バラの場合本数にも意味があるらしく、蓋には咲いたバラを六本、身の裏側に一本、合計7本のバラを描いています
7本のバラの花言葉は「密かな愛」だそうです。
とあるサイトの記述ですが、「片思いの人にプレゼントするときには「7本」の薔薇を贈りましょう。密かな想いを込めて。言葉では伝えられない思いを、7本の薔薇にのせて贈ります。」ということらしいですよ。ちなみに蓋に描いたバラは、片側に寄せてあるのは、愛情の意味をもつバラを片側に寄せて片思いを表現したりしています。最後1本を裏返さないと見えない身の裏側に描いてあるのも「密かな愛」にぴったりかなと思ったからです。
ついでに言うと、蕾が蓋に描いてありますが蕾の花言葉は「愛の告白」だったりします。
もひとつ、オルゴールの曲ですが、ここまで書くとわかるかもしれませんが、「エリーゼのために」です。
「エリーゼのために」は悲恋でもあると思いますが、はてさて片想いは実るのでしょうか?
あっ、あくまで一般的な話で僕の話じゃないですよ。
こんなこと考えてるから、いい歳してロマンティストとか言われるんだ。